活動報告
東日本大震災復興祈念 伊藤若冲展
若冲はわれらと同時代人である。
伊藤若冲(1716-1800)は、江戸中期、京都に生まれた画家です。緻密な線描と極彩色の作品を手がける一方、伸びやかで自由な筆遣いとユーモラスな表現が特徴的な水墨画を数多く残しました。若冲作品の魅力は、なんといっても、動物でも植物でも生きものたちに等しく向けられた画家の眼差しが捉えた、生命の耀きに他なりません。作品を目の前にした人は、そこに命あるものの力強い生きる力を感じ取ることができるでしょう。
本展では、そうした若冲芸術の魅力を堪能していただくとともに、晩年、天明の大火(1788年)で焼け野原になった故郷・京都を目のあたりにした若冲の、復興に寄せた気持ち、芸術に託した想いもご紹介したいと考えています。また、アメリカのデンバー美術館、ミネアポリス美術館などのご協力をいただき、海外の人たちが愛した故に日本を離れることになった作品もご覧いただきます。
2013年、福島県立美術館では、プライスご夫妻の多大なご協力のもとに「若冲がきてくれました」展を開催し、深い感動を与えました。本展は、前回とは異なった視点から再び若冲芸術を見直すことで、あらためてその魅力を伝え、感動と喜びを通して心の安らぎとともに生命のエネルギーを感じていただき、東日本大震災からの復興祈念とするものです。
主な展示作品
・《蓮池図》西福寺(大阪府豊中市)*重要文化財
・《百犬図》個人蔵
・《象と鯨図屏風》MIHO MUSEUM
・《菊花図》デンバー美術館
・《老松鸚鵡図》個人蔵
展覧会チラシ
>> 展覧会チラシ[PDF:2.4MB]
WEBサイト
●公式サイト → https://jakuchu.org/
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◆主催
東日本大震災復興祈念「伊藤若冲展」実行委員会
(構成:福島県、福島県教育委員会、福島県立美術館、福島民友新聞社、福島中央テレビ)
◆企画監修:狩野博幸氏(京都国立博物館名誉館員、元同志社大学文化情報学部教授、近世日本美術史家)
◆会期:2019年3月26日(火)~5月6日(月・祝)
◆会場:福島県立美術館 企画展示室
◆開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
◆休館日:毎週月曜日(ただし4月29日、5月6日は開館)
◆観覧料
当日券:一般1,500円、学生1,100円 ※高校生以下無料
前売券:一般1,300円、学生900円 ※2019年1月8日〜3月25日まで発売
*前売券販売所
福島県立美術館、とうほう・みんなの文化センター(福鳥県文化センター)、福鳥県庁消費組合、福鳥市役所売店、福島交通飯坂線福島駅・桜水駅・飯坂温泉駅、阿武隈急行福鳥駅・保原駅・梁川駅・丸森駅・角田駅、中合福島店、うすい百貨店、けんしん郡山文化センター(郡山市民文化センター)、會津風雅堂、喜多方プラザ、ファミリーマート、セブンイレブン、ローソン、福島民友新聞販売店、CNプレイガイド、仙台三越(宮城県)、藤崎(宮城県)、大沼山形本店(山形県)、大沼米沢店(山形県)、やまぎんホール(山形県県民会館)(山形県)、伝国の杜 置賜文化ホール(山形県)、茨城県立県民文化センター(茨城県)、水戸京成百貨店(茨城県)、栃木県総合文化センター(栃木県)、FKDショッピングプラザ宇都宮店3F(栃木県)、FKDショッピングモール宇都宮インターパーク店2F(栃木県)、新潟伊勢丹(新潟県)、日本橋ふくしま館(東京都)、チケットぴあ、イープラス